My Angel　やびきあきこ

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My Angel　やびきあきこ

「My Angel」の作者・村岡美佐恵さんは、自分が病気で余命幾ばくもないことを知ったとき、二人の子供達に愛を伝えるために「My Angel」を書きました。最近希薄になってきている親子の絆、そして親子の愛をこの曲を聴いてもう一度感じてください。


１．My Angel　２．My Angel（Instrumental）　　　　　作詞　村岡美佐恵　　　　　作曲　やびきあきこ　　　　　編曲　紺野紗衣	Piano & Organ	紺野紗衣
	Guitar	伊原広志
	Bass	宮野和也
	Percussion	Toshi Kasuga

OTW 1101 定価￥800-（税込み）
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「My　Angel」の作詞をなさった村岡美佐恵さんは、37歳という若さでスキルス性胃がんにおかされ、他界されたと聞きました。同じ女性として自分の命が消えてしまうことよりも、小さい子供達を残して逝かなければならなかった不安と悲しみを考えると胸が痛みます。たぶん、涙に明け暮れた時期もあったでしょうが、「自分の生きた証」を我が子に伝えるために詞を書き、この曲をお子さんたちと歌うために、最後の力を振り絞ってライブまで行なったそうです。まさしく音楽で生きる力を感じ、音楽で愛を伝えようとしたのですね。
彼女の最後まで希望を持って生き抜いた「母の力」に拍手を送りたい気持でいっぱいです。

私は全国で障害に負けない子どもたちへの支援や、「命の尊さ」について講演を行っていますが、調べていくうちに村岡さんが保育士として勤めていた保育園の集まりで講演したことがあるということがわかりました。また、彼女の嫁ぎ先の京都府京丹後（きょうたんご）市は、私の先祖にあたる細川ガラシャが「本能寺の変」の後に隠れ住んだ場所としても有名な地。ガラシャは一般の特に貧しい人、病める人々に深い愛を注ぎ、多くの人々を信仰へ導いたと言われています。彼女が5人の子どもを残して家の名誉を守る為、同じ37歳の時、自ら死を選ばざるをえなかったのですが、その時よんだ辞世の歌は「散りぬべき　時知りてこそ　世の中の　花も花なれ　人も人なれ」です。

自分という世界でたったひとつのかけがえのない命を大切に自分らしく、精一杯輝かせて生きてほしいという子どもへの願いが感じられます。
村岡さんは親子の絆が薄くなった今の世に愛の大切さを残したかったのでしょうか。
「My　Angel」を聴いていると、母として駆け引きなんてない無償の愛を思い出させてくれます。今回このCDでは、「My　Angel」の作曲者である矢引明子さんが歌っています。村岡さんと矢引さんは幼なじみだと聞きましたが、お友達の遺志（願い）を歌い継いでいくことは素晴らしいことですね。

「My Angel」にはたくさんの愛があふれています。

特定非営利活動法人　勇気の翼インクルージョン２０１５　　
理事長　細川　佳代子

細川佳代子さんプロフィール
障がい者理解の「教育」と「就労支援」を二つの柱に活動する「ＮＰＯ法人勇気の翼インクルージョン２０１５」理事長をはじめ、
「認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本」名誉会長及び「認定ＮＰＯ法人世界の子どもにワクチンを日本委員会（JCV)」理事長を務める。

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